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Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZF.2

購入に至った経緯

2010年初冬
2006年頃にコシナがカールツァイスのレンズを製造発売するのはメーカーウェブサイトで知っていました。
その中にプラナーT* 1.4/50と1.4/85がありました。
ZF(ニコンAi-s)及び ZE(キヤノンEF)、ZK(ペンタックスKA)マウント。
わたしが欲しいのは使っているニコン用です。
プラナーレンズは京セラコンタックスで一度だけ使ったことがありまして、非常に魅力的なレンズだと思ったものの、その頃からカメラボディはニコンだったため使うことが出来ませんでした。

それがコシナからZFマウントとしてニコン用が発売されました。
ひとつ惜しいのはCPU内蔵では無いために昨今のデジタル一眼レフカメラの中でも使える機種が限定されること。
もちろん内蔵の露出計も使えず、A(絞り優先モード)S(シャッター優先モード)も使えません。
露出計が使えてAモードが使用可能なのはわたしの持っているデジタル一眼レフの中ではD1Xのみ。

それでもこのレンズは使ってみたいと思っていました。
ただ買うきっかけがない。欲しいだけではなかなか購入に踏み切れませんでした。

2010年1月20日(コシナのウェブサイトから)
ZFマウントの進化型でZF.2マウントのプラナーT* 1.4/50が発売されました。
ZF.2マウントはCPUを内蔵したものでほとんど現行すべてのデジタル一眼レフが使用可能対象になります。

これは欲しい。
価格はZFの62,475円(税込)から70,350円になりました。
あとはこれを買うタイミングだけです。

月日は流れて2010年も12月の中旬を過ぎた頃、このレンズの話を一緒にしていた小柳時計店のご主人から夜中に電話がかかってきました。

この話は こちらを参照してください。

購入店の決定と注文

2010年12月18日(土曜日)
真夜中に小柳さんと電話しながらネットユーザーお決まりの「価格.com」で在庫のある店・価格の安い店・評価の良い店、そして即日発送をしてくれるショップを探しました。

数少ないレンズなので在庫がある店を優先したのは言うまでもありません。

発注しようと思ったのは東京都千代田区外神田にある「e-TREND」さんでした。
価格はこの時点で最安値の53,050円、送料無料、代引き手数料630円です。

そんな話を小柳さんとしていると、小柳さんが電話口で「わたし、ポチッと購入ボタン押しちゃいました。」
決断されるのはさすがに速いです。

わたしはブログに書いたように翌日の発注になりました。


商品の到着

2010年12月19日(日曜日)
最短で到着するのは「到着日時指定なし」が一番早いと書かれてあったので時間指定はしませんでした。到着は佐川急便でいつものお姉さんが午前10時50分頃に電話をかけてきました。
代引でしたので確認の電話です。

60サイズのダンボール箱で届きました。
中の緩衝材は最小でしたが、商品パッケージにはまったく問題ありませんでした。

購入して最初の作業

D80・Daylight・F2.8・1/160sec・COMET

テスト撮影は室内のものをちょこっと撮影してみました。
室内のものを何点かCOMETストロボを使用して撮影してみました。

D80・Daylight・F1.4・1/1600sec

それ以外に家の玄関先の花を撮影。手持ちで露出補正は-1/3です。
開放で撮影した柔らかい描写がいかにもプラナーです。

ピンク色した葉の前後は柔らかいボケで繋がっています。
芯を残したステキな描写です。

こう言った写真は今までほとんど撮影したことがなくて戸惑っています。

気楽に撮るのもけっこう楽しいものですね。

いつものパープルフリンジテストです。

D80・Daylight・F1.4・1/320sec

ここで撮影すると大抵のレンズは音を上げます。今まで唯一きれいな描写をしてくれたのはLX3のバリオ・ズミクロンでした。

プラナーT* 1.4/50の描写も割合に綺麗ですが、ハイライト部に若干紫色が浮かんでいます。

夜景も撮影したかったのですが、これは次回に持ち越し。

F1.4 F2.0 F2.8 F4.0 F5.6 F8.0 F11 F16 上の撮影はF1.4の開放から一絞りずつ絞っていって最小絞りまでの画像です。

クラシカルなカタチをしたレンズなので、D1Xに取り付けてみました。
フィルムカメラの面影を色濃く残したスタイルをしているD1やD1Xに取り付けるとなかなかよく似合います。

これをニコンFやF2に取り付けてフィルムで撮影したくなってきました。

フルサイズにも対応しているのでもちろんフィルム撮影も大丈夫です。

ここらでちょっとお遊びを。
CANON PowerShot G3用のワイドコンバーターWC-58のネジピッチがPlanar T* 1.4/50のフィルターネジ径と一緒なのでどんな画像が得られるのだろうかと思って取り付けてみました。

取り付けてみた感じは全然違和感がありません。
ファイダーを覗いてピントを合わせたら無限遠もしっかりと出ます。
撮影した画像がこの写真です。

明らかに画角は広くなりますが、フロントコンバーターの宿命である画質の低下が顕著です。

全体的にコントラストは低くなり、球面収差が増大しています。
絞りをF5.6以上に絞れば使えないことはありませんが、開放付近では「ソフトフォーカスか?」と思われるほどホワホワの画像になりました。

Planarにこんなコンバーターを取り付ける物好きな方はいないでしょうから、ちょっとテストしてみました。

レンズ保護を兼ねてスカイライトフィルターを調達してきました。

Kenko SKYLIGHT [1B] 58mmです。

これでレンズ保護も兼ねられると思ってました。

画質の変化を見るため、逆光の状態をテストするいつものパープルフリンジトライアルをするところで撮影してみたところ、妙なことが起こりました。

ゴーストです。
SKYLIGHTフィルター無し SKYLIGHTフィルター有り
参考までに2枚の写真を比較してみるとよく判ります。
左側の壁面にゴーストの出ているのがおわかりになると思います。

これではフィルターを付ける意味が無いですね。

レンズの保護を目的にフィルターを付けておこうと思いましたが、画質に影響が出るため外すことにしました。