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Chronograph

ZENITH Prime ゼニス プライム Ref.01.0010.420


ゼニスのプライム 手巻き(cal.420) クラシカルな顔をした現行品です。
シースルーバックになっていて、自動巻のローターがないのでクロノグラフのメカニズムがはっきりと見えます。
HW(ハンドワインド)という名前に変更されてかなりの高価格な時計になってしまいましたが、そのHand Windも今はカタログから消えてしまいました。

プライムの購入時が21万円という価格そのものがきっと破格値だったのでしょう。
この価格でピラーホイールを使ったクロノグラフっていうのはほとんど見たことがありません。プッシュボタンを押した感触はカチッとした短いストロークで押すことが出来ます。
カム式には無い切れの良さを実感出来るのです。
買って良かったと心から思える時計です。

これを買った時は大沢商会がゼニスを扱いはじめた最初の頃でした。
価格もクロノマスターの半分でピラーホイールもよく見え、手巻のためリュウズも大きめです。一番魅力的に思ったのは文字盤やアプライトインデックス表示が60年代のゼニスを彷佛とさせる顔をしていたことです。
黒文字盤と白文字盤のどちらにするか迷ったのですが、針の違いとインデックスの違いが大きく、エレガントな顔をした白文字盤に決定したのでした。
黒文字盤は針の形状も文字盤のデザインも軍用っぽいデザインでした。
買ってからしばらくはカタログに掲載されていたのですが、気が付くとフェードしていて残念な気がしていました。その後、プライムはHW(ハンドワインド)と言う名前で再度デビューすると知り、発売された商品を見ましたが、顔つきが少し変わり、中でも変化が大きかったのは価格です。
なにせ30万円を突破していたのですから。

SpeedMaster Professional Standard

1980年代後期のスタンダードモデルです。クロノグラフにあこがれたのもこの時計がきっかけです。
ベルトは1450のかまぼこブレスが標準で付いていました。

一度だけ、ストップウォッチが動作中にストップし、その当時の輸入代理店である「日本シーベルヘグナー」へ持ち込んだ思い出があります。
丁寧な対応でこちらの要望を聞いて下さった後、しばらく待っていると出来上がってきました。
調整のみでの対応でしたが、その時に「大切に使って頂ければお子さまに受け継がれても十分に機能してくれます。」と言われました。
この言葉通り2002年現在、せがれの腕に。
20歳になったらあげると約束した時計でした。


SpeedMaster Professional Twentyth


スピードマスターの20周年モデルです。
1519/2000番
ベルトはSS1479の3連でしたが、好みでOMEGAのシャークスキンに交換しています。
この時計はわたしがよく通ったお店 L.A.GUNSHOP(モデルガン・エアガンの販売で現在はL.A.ホビーショップで堺市にある)に破格の値段で並んでいていました。
想像ですが、モデルガンやエアガンを買うためにお宝の腕時計を下取りに出したお客様の持ち物だと思っています。このモデルガン店は古物も扱っていらしたので時計の下取りもあったようです。
それが今は私の所にやってきました。



OMEGA Speed Master 3rd Ref.ST105.003-65

ピラーホイールにチラネジ付のCal.321クロノグラフです。ようやく修理が完了しました。

オリジナルの19mm幅のベルトを外してOMEGA純正の黒色カーフに1960年代の尾錠を付けています。
オリジナルのブレスはタイプ1039ということです。
貴重品ですね。
この時計も L.A.GUNSHOPで手に入れました。
但し買ったのではなく交換してもらいました。
何と交換したかを聞いた方は大抵驚愕されます。
SONY Cybershot F-1という35万画素のデジタルカメラが発売された頃、市場にはあまり数が揃っていませんでした。わたしは仕事柄すぐに手に入れることが出来たのです。
それを見たこのお店の御主人がOMEGA 321サードモデルとの交換を申し出てくれたのです。
本当にこんなことがあっていいのだろうか?絶句しているわたしの顔を見て、「このカメラも付けてあげるから交換してほしい。」と言われたのでした。
そのカメラとは旧ソ連時代にロシアの免税店で売っていた「スナイパー」というストック付きの35mmカメラだったのです。

2003年11月15日(土)
オリジナルベルトの写真を撮ってみました。
上が新しい方で下が使い込んだ方です。(っていうのは嘘です)
撮影時にライティングの違いで上のように見えたり下の写真のように見えたりします。
写真の写し方によっては同じ時計でもかなりきれいに見えたり、スクラッチが目立ったりするので、ライティングにはくれぐれも注意しましょう。
久しぶりに321の登場です。
夏の暑い日に60年代生まれのクロノグラフをするのはちょっと気が引けるので、ほとんどExplorer IIばかりしていました。
ROLEXっていう時計、こんなに暑くても狂わない。タフである。憎たらしいほど・・・・
ちょっと涼しくなるとZENITHやSpeedMaster321に手が伸びます。
他のホームページには中のムーヴメントを撮影して載せているのを見かけます。わたしのには無い!なぜってめんどくさいんだもん。
とは言いながらせっかくキレイな機械なんだからシースルーバックにするまでは(?!!)写真で楽しむしかない。ということで撮影を敢行しました。
ピラーホイールの形はメーカーによっていろいろあるんですなあ。8つ角のあるもの、9つ、7つっていうのはすごいと思うんですよ。360度を7で割ったら・・・?割り切れない。それを作ることが出来るっていうのがメーカーの技術力なんでしょうな。
レマニア321は8つの角。ZENITHはなんと7つの角です。こだわりですね。

なかひろさんが主宰されている「なかひろ時計館本館」に掲載されているオメガスピードマスターA.C.MILANの風防ガラスにオメガマークがあるとおっしゃっていましたので、わたしの持っている古いSpeedMaster321の風防を撮影しました。
わたしが買った861ムーブメントが入ったモデルにはこのマークは付いていません。(新品で買いました)
結構古い時期からこのような細工がされていたんですね。
Ref No.が変わった最近のROLEXにもおなじような王冠マークが付いています。
光のあたり具合でようやく見えるかどうかと言うところなので、ルーペで光の当てかたを変えながらご覧になってはいかがでしょうか。


SEIKO Crown chronograph 3rd.

1964年、東京オリンピックが開催される時期に合わせて発売された日本で最初のクロノグラフ。(シルバーの金属ベゼルなのでサードモデルと呼ばれています)
クロノグラフをスタートさせるワンプッシュボタンの感触は秀逸です。
銃のトリガーの感触に例えるとよくわかります。(実銃を撃ったことが無い人はわからないでしょうが)
レマニア5100のスタートボタンを軍用銃のトリガーだとすると、セイコークラウン ワンプッシュクロノグラフの感触は、射撃専用銃のマッチトリガーだと言えます。
軽くてストロークが短く、細いガラスをへし折るような鋭さがあります。

それにしてもSinn 156Bに搭載されているレマニア5100のスタートボタンの重さと固さにはびっくりしました。
ロックがかかっているのかと思う程硬いのです。
一旦スタートさせたのち、ストップさせるのは割合に軽く押すことが出来ます。

ようやく修理から帰ってきた1964年製のSEIKO製クロノグラフ。
セイコーファイブとはまたひと味違った落ち着いた顔を持ったワンプッシュクロノです。
風防やスタートストップボタンが痛んでいたので交換してもらいましたが、なかなかパーツが揃わず、3ヶ月ほど入院生活をおくっていたのです。

この時計、元は高校時代の友人であるクボタから譲り受けました。
彼は高校1年生の頃のクラスメイトで、この時計はクボタの兄の持ち物だったようです。
ストップウォッチのボタンを押したくてもなかなか触らせてくれません。彼の兄から「ストップウォッチボタンを頻繁に押すと壊れるぞ。」と言われていたようで、こっそりと隙を見ては押したことを覚えています。

その時計と再び出会ったのは2000年を過ぎた頃に彼の家に遊びに行った時です。
「福井、おまえこの時計が好きだったよな?もう要らないか?」とショーケースに入っていたワンプッシュクロノをわたしに手渡しました。
30年の歳月を過ごしたワンプッシュクロノは文字盤が焼けと汗とで変色し、プッシュボタンは脱落、竜頭は角がハゲ落ちていてベルトも付いていない状態でした。
それでも長年憧れたSEIKOワンプッシュクロノです。
ありがたく頂いて来ました。そして直ぐにお世話になっている大和八木にある小柳時計店にオーバーホールとレストアを依頼しました。

そして戻ってきたときには写真のように彼が1970年頃に持っていた時よりも綺麗になって来ました。


ROTARY INCABLOC


メーカー名はROTARY。
中心より下にINCABLOC,17RUBISと書かれてあります。
ムーヴメントはValjoux(バルジュー)社のCal.7736です。
この時計は今まで一度も目撃したことがありません。YAHOOで探してみても全く見つからない。
元の持ち主が「珍しいですよ」と言っていたのは事実なのかもしれません。
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