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冒険映画に渦巻く深夜 似顔絵描きの酒場のツケは 海賊退治の船乗りジャック

お店の中で佇むモンキー

正面から見てもきれい

シートも新車のよう

突然、買うことになった念願のミニバイク“HONDA Monkey”のお話。

2002年10月5日(土)
 
明日、名阪スポーツランドで開催されるジムカーナ「Kカースペシャル・ジムカーナ」に持って行く電動キックボードを借りるために、奈良は「Moto Power」へ出かけていった。
チーフの木村君が貸してくれると言っていたので電話を入れたとき、
「福井さん、Monkeyが昨夜入荷したよ。」と悪魔の囁き。
「欲しいけどなあ、今は自由になるお金がないしなあ・・・・。」
「とりあえず見てよ、もう来るんでしょ。」
「今から電動キックボードを借りに行くからその時に見せてもらうよ。」
出かけていって眼に入ったMonkeyは新品かと見まがうほどの輝きでMotoPowerのショールームに並んでいた。
新品同様かもしれないと思うや「これ、欲しいなあ。」とつぶやいている自分がいた。
 
このMonkeyは1997年製のスペシャル。30周年モデルと呼ばれているMonkeyである。
基本は今までのZ50Jと何ら変わったところはない。違うのはシートの色・フレームの色・そして各部のメッキと30周年モデルを表示するメダリオンに専用のキーである。
走行距離は2,887km。
とりあえずエンジンをかけてもらい、店の前から西へ500mばかり走ってみた。なぜか異様にトルクがある。しかし、ちょっとだけ1/4ぐらいアクセルを開くときに息を付く。
戻ってその件をチーフに伝えたら早速調整してくれた。どうも秘密のチューニングが施されていたようだ。
さてどうやってこれを購入するかが問題になった。今、お金はない。しかし欲しい。どうしても欲しい。そこでYAHOOオークションを思いついたのである。
 
手持ちの時計で売れ筋であるものを売る。いっぱつでモンキーが購入出来る価格になる時計を売ることである。
オークションの話は後日談とすることにして、Monkeyをしげしげ眺めて写した写真を掲載することにして初回のレポートはこれで終わり。


10月13日(日)
オークションに出展していた腕時計3個すべてが落札されたおかげでMonkeyをようやく購入できることになった。虎の子「チュードル・クロノグラフ」に「45KSキングセイコー」と「金張セイコーマチック」が思いの外高値で落札していただいたおかげだった。
ナンバーも取得していただいてようやく我が家に。と思うのは早合点。今は家の改築の最中なのでこの小さなMonkeyですら置く場所がない。
かわいそうに長年我が家で秘蔵していたSUZUKI GAGがMotoPowerさんに預けられて、その代わりに自宅に置くことが出来るようになった。
もちろんGAGを手放したわけではなく、一時的に預かっていただいているだけなのだが、20年間わたしの手元にあったGAGがガレージにないと寂しいものである。


10月23日(水)
まだ買って10日ほどしか経っていないMonkey。
GAGと比べるのはおかしな話だがやはり気になって比較すると、
パワーはこちらの方があるように思える。(秘密のチューンのせいか)
ストッピングパワーは断然GAGのほうが上を行く。
これはひとえにフロントブレーキがディスクブレーキか否かということに尽きる。
そうならばMonkeyもディスクブレーキにすれば良いではないか。こういう結論に至ったのである。えらく短絡的だがやはり格好もディスクブレーキの方がよろしい。
オモチャチックなMonkeyにディスクブレーキはどうかと言うことは別問題であった。
ないのはわたしの知識とお金だけ。
 
早速、Motopowerへ相談に行った。
そうしたらあるわあるわ、改造パーツの多いのには驚いた。Monkeyってやっぱりえらい人気者だったのねえ。
注文をしたのは、以下のようなことである。
1.オリジナルの外見を出来るだけ維持すること。
2.ハンドル廻りも見苦しくならない程度に交換部品は最小限に押さえること。
3.価格は6万円以下で出来ることが希望。
さて、この課題は実行できるだろうか?