とっても暗いヘッドライトを“ハロゲンヘッドライトに交換”のお話。

2004年10月02日（土）
 
Monkey30周年モデルを購入して約2年。走行距離は遅々として伸びず、3400km。2年間でたったの500kmほどしか走っていない。
ガレージの飾りとしては最高の小道具ではある。
昨日、日ざしも和らいで涼しくなった頃に出先から帰ろうと夕暮れの町中を走っていて気付いたのだが、ヘッドライトが暗い。近頃の自動車にはHIDという強烈な明るいヘッドライトが付いている。それ以外でもたいていはハロゲン。どうしてバイクってこんなに暗いヘッドライトのままで販売されているのか。
運転するのは同じ人間。バイクに乗ったとたんに眼がノクトビジョンになるわけじゃなし、もっと明るいヘッドライトが欲しいと思った。
出かけたついでに『ドライバーズスタンド』って名前のバイク用品も売っているお店に入り、以前にネットで見つけた“マルチリフレクタータイプ・ハロゲンヘッドライト”を探した。
ショーケースの中に「12Vモンキー・ゴリラ用」として売っているのが見つかった。
早速、購入して持ち帰る。しかしなんだ、この『ドライバーズスタンド』ってところは知識があまりないこと、そしてちょっと無愛想な感じを受けた。人見知りするのかもね。場所はJR大和小泉駅南側にある。一度行かれて確かめられるとよい。
 
店の苦情はさておき、早速取り付ける。説明書を見ると車種によっては標準のカップラーをニッパーで切り取らないと取り付け出来ない車種もあるようである。
幸いMONKEY（Z50J）フレームナンバー：200001〜以降はポン付け出来るそうでラクチン。

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1.オリジナルのヘッドライトユニット固定ボルト2本を緩め、ヘッドライトケースからヘッドライトユニットを取り外す。
 
2.モンキー・ゴリラのみ、ヘッドライトケース内の速度警告灯ユニットを固定してあるスクリューを緩め、タイラップにて速度警告灯ユニットが取り付けられてあったステー側面に固定するとある。
 
3.元のヘッドライトソケットに新しいヘッドライトソケットを差し込んでヘッドライトユニットを純正のスクリューにてヘッドライトケースに取り付ける。
 
4.エンジンをかけて正常に作動するかどうか確認。

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ここからがノーマルと外観上の比較のお話。
●写真を見ていただくと判ると思うが、リフレクターの奥行がノーマルよりも随分長い。ハロゲンヘッドライトの特徴である。
 
●次にバルブの比較。
ノーマルはハイ側とロー側ではフィラメントの形状を変えてあるが、武川製のブルーハロゲンバルブのフィラメント形状はハイ・ローとも同じ形状をしている。
点灯してみないと詳細な配光特性は不明だが、ハイ・ローの変化は光軸の上下移動以外はあまり無いと思われる。
 
●次にソケット形状の違い。
　武川製のバルブではないと使用出来ないと販売店の『ドライバーズスタンド』の店員が言っていたが、どう違うかは理解していないらしい。写真を撮ってあるので見ていただきたい。
ソケットの形状は全く同一である。但し、接点位置を微妙に変えてあるのが判る。これが純正のあるいは社外品のバルブが使用出来ない（させたくない）理由であろう。
 
たいした問題でも無かろうに、こんなところを微妙に変化させて自社製のバルブしか取り付け出来ないようにしてあるのは考え方がクローズした販売方法だと思う。
　武川製のバルブにもっと配光特性などの長があり、それで自社製しか使えないと言うのであれば納得も出来よう。しかし、他社製の安価なものを使えなくするという理由のためにこのような変更を加えてあるのは理解しがたい。
 
◎夜になってどのくらい明るいかを試してみたくなり、いつものガレージでエンジンをかけてみる。
「うわ〜、明るい！」とても明るい。配光も標準のライトよりも幅があり、これなら夜の走行も楽しいというものだ。
 
言いたい放題話してしまったが、モンキーには武川製のパーツがそこここに使われている。
長年アフターマーケットにパーツを供給し続けてる姿勢には脱帽である。

 
部品

 

○武川製　商品ナンバー：09-03-0771
　12Vモンキー・ゴリラ・Ape・PH7・12V 30/30W　マルチリフレクターTypeヘッドライトユニット

 

●価格：5,800円（税抜価格）
　スペアバルブ価格：2,200円（税抜）