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2015年07月25日(土)

CT110用のヘッドライトは長いあいだCIBIÉの丸型4灯のロービームを取り付けていた。

CT110に標準で付いてくる格好悪くて配光特性の悪いHONDA製(と言うよりも国産のヘッドライトは大抵タコ)に比べてCIBIÉは抜群の配光特性を持っていたから換えるのが当然の帰結だった。

今年の5月にベンリー50・50S用ヘッドライトを手に入れてから、どんなもんじゃろかい?という好奇心で国産のヘッドライトを付けていたがやっぱりダメ。

30年前の古い製品のCIBIÉで左右の広がりも素晴らしく、再びこれに戻すのも有りだったが、MARCHALの新品が手に入ると知ったので買ってみた。(正確にはネット購入なのでお金を振り込んだだけ)

商品はたぶん明日の午前中に到着するから、それをCT110のライト枠に入れ替えて使ってみようと思っている。

バルブはCIBIÉと同じH4である。

ガラス製でカットガラスのきれいなヘッドライトはやっぱり憧れだなあ。

今どきのマルチリフレクターは明るいのかもしれないが全く色気を感じない。

MARCHALの到着をワクワクして待っている。

届いたらすぐにポジションランプの穴を開けてCT110仕様にするぞ

大阪のパステルロードで購入した新品のMARCHAL819ドライビングライトは10時までに届いた。

流石ヤマト便だ。いつもどおりの早さである。

開封して反射鏡の下の中程にポジション球を取り付ける穴を穿つ作業に入る。


この回転砥石でポジション用の穴を整形する

最初はリューターで3mmほどの穴を正確に開けてからドリルで徐々に9mmほどまでの穴を開ける。

最終的に14.2ミリの開口部になるまで軸付きの砥石でゴリゴリと開口部を広げていく。


左がCIBIÉの四灯式ロービームで右がMARCHAL819 カットの違いが面白い

正確に14.2mmの穴が開いたらライトのフレームにMARCHAL819を取り付ける。左は今まで取り付けていたCIBIÉ製の丸型4灯用ロービームである。

取付けは4ヶ所を“への字型”に曲がったスプリングでもとどおりに取り付ける。

これが大変だと言っている人がいるが慣れれば簡単である。

午後3時過ぎに注文していたH4 12V 35/35Wのハロゲンランプ2個があの悪評高いTMG宅配便で届いた。(届くかどうかここはいつも心配になる)


回転砥石でポジション用の穴を穿った バルブは交換前のH4 12V 60/55w

H4バルブの3つの端子をすべて外側に向ける。こうしないとメーターケーブルにソケットがぶつかる。


すべての端子を外側に折り曲げないとスピードメーターケーブルに干渉する(灯体はCIBIÉ)


取付けた正面の様子 キリリとええ顔

出来たライトを元通りにCT110のライトハウスに収めて点灯を確認する。


ロービームを点灯した様子 明るすぎてカットラインが判らない


ロービームのカットラインが判るようにアンダー露出で撮影した キレイにカットラインが出ているのが判る

バッチリである。

2015年8月6日(木)

丸型4灯のロービームに使用するCIBIÉの新しい灯体が届いた。


古い方のCIBIÉはCT110に取り付けていた30年以上前のもので、ガラス面が曲面(球面の一部)になっていて製造はフランス。

新型は新品で購入。ガラス面はフラットでカットが旧型よりも細かい。
製造はベルギー。

先日買ったMARCHAL819の外観はとても良くて気に入っているのだが、配光が狭いことと少しムラがあるのが気になっていたので、CIBIÉに戻そうかと考えて新しいのを購入した。

旧型は30数年前のものなのでガラス面と反射鏡に曇りが出て来ていたから現在も生産されている新型にした。

配光特性は新型も旧型も良く似ているが、中心部は新型のほうが明るい。

左右の広がりも旧型同様に自然でムラもない。

ここでCT110ユーザーがリプレースに使っているCD50用のヘッドライトとMARCHAL・CIBIEの比較をしてみた。

CD50用のバルブのみPH7 12V 30/30Wのハイパーハロゲンバルブを使用。

他はH4 35/35Wのバルブを入れ替えてテストしている。
CD50用は中心部のみ明るいスポット配光なので山道などでは道の端が見えない。

MARCHAL819はCIBIÉと比べると広がりは少ないが上下に厚みある配光特性。

こうして比較すると新旧ともCIBIÉの広がりと配光の良さが判るだろう。

2015年11月10日



昼前にポストに投函されたH4ライト。

Amazonで購入した金額は1,600円。

パッケージはChina然とした作り。

大嫌いなホチキス留めじゃなかったのですぐに中身を取り出してみた。

ハンダの処理はええかげんな感じだが、アルミの放熱部分はしっかりした作り。

ミニオスカーに入っているH4 35/35wを取り外してこれを差し込んでDC12Vで点灯テストをしてみた。

左右に広がりのある真っ白の光でムラはほとんど無かった。

続いてマーシャルドライビングにこのLEDバルブを挿して配光を見るとCIBIÉとは違ってドライビングらしいセンター寄りが明るい配光になった。

スタンレーのH4ハロゲン球と並べてみて、光軸位置を調べてみた。

LowビームもHiビームもほぼ一緒の位置なので、問題無いだろうと思う。
ヤフオク!で落札した「ヘッドランプ用 AC-DC パワーアダプター」が到着したのでCT110のヘッドライトをすべてLED化した。

「DC/AC兼用 H4 バイク用LEDヘッドライト」は表記の通りにDC/AC兼用らしいが、実際に繋いでみると電圧が下がるアイドリングの時にはLEDがフリッカーが出ているような感じで点滅してしまう。

安定した直流電源が欲しかったので「ヘッドランプ用 AC-DC パワーアダプター」を繋ぐことにした。

繋いだからといってうまくいく保証は無いが、やってみなけりゃ分からない。

アタマの中で構築した考えとテスターで計測した記録だとうまく行きそうだったので早速ヘッドライトハウジングの中に「ヘッドランプ用 AC-DC パワーアダプター」を押し込んで、メスギボシ⇔メスギボシをふたつ作って出来るだけ切ったり貼ったりせずに配線を進めた。

途中の写真はひとりで気にせずやっていたので“無い”

「ヘッドランプ用 AC-DC パワーアダプター」を接続して「DC/AC兼用 H4 バイク用LEDヘッドライト」を繋いだらアイドリングからのチラツキは全く無くなった。

ひとつだけ気になったのはHighからLowにはスイッチを動かすと同時に変わるのだが、LowからHighに切り替えてもすぐに変らず二呼吸ぐらいおいて変わること。

「DC/AC兼用 H4 バイク用LEDヘッドライト」を入れた灯体はCIBIÉミニオスカー。

点灯した状態の写真を載せておく。真正面から見ると眩しいぐらいである。