dsc_0655.jpg軍用銃らしいリアルなパーカーライズ仕上げで刻印もバッチリ入っています。 dsc_0656.jpg右側にはUNITED STATES PROPERTY M1911 U.S ARMYの刻印 dsc_0627.jpgシンプルな黒色の発泡スチロールのパッケージ dsc_0624.jpgリアルな証のセンターファイア dsc_0623.jpgタイトな仕上げはこのアングルからも想像できる。

「CAW(CRAFT APPLE WORS)M1911A1発火モデル」

ついに発売されたCAW製M1911A1発火モデル

CRAFT APPLE WORKS(以下CAWで表記)からリアルなダミーカートモデルが発売されたのは2007年7月頃だったと思います。

CAWのホームページに掲載されている実銃と組み合わせた写真がえらくリアルでした。

今まで発売されていた他メーカーのM1911及びバリエーションの幾つかは今も手元に残っています。
焼入れされた実銃と違ってモデルガンの材質は脆くて柔らかい亜鉛合金やABSやHW(ヘビーウェイト)素材のため、各部の厚みや部品の組み合わせを変えて作られています。
大半のモデルは各部の寸法が実銃とは多少違う所があって、例えばスライドの幅(厚み)や部品を固定するためのピン径などは実銃と違った寸法でした。

実銃用のグリップがほとんど修正なしでモデルガンに取り付け出来る理由のひとつはグリップが機能部品ではないため寸法を実物とほとんど同じ寸法にすることで大半のモデルガンはそのまま使用できるようになりました。
しかしマガジンはデフォルメされているのも幾つか存在します。

CAWから発売されたダミーカートリッジモデルは実銃と交互に組み合わせても全く破綻せずにピッタリと嵌合している写真が掲載されていたのに驚き、樹脂の強度で大丈夫なのだろかと危惧したのも確かです。

そんなリアルサイズで出来ているモデルガンは今まで存在しませんでした。
そうなると俄然欲しくなるのは当然ですね。

先行して発売されているダミーカートリッジモデルの価格は¥31,290(税抜¥29,800)
この価格帯でこのリアルさを出しているのは驚異的です。

六研製(155,400円)・六研エラン製(98,000円)・HF(ホビーフィックス製 38,500円)リアル・マッコイズ製(99,750円)と出来の良いM1911はたくさんあり、価格も数万円から20万円で発売されています。
リアル・マッコイズ製、元をただせば六研製作。
1000丁限定の商品で、六研で30丁だけ作ってそれ以外は他(タナカ)で作ったとか言われています。

話をCAW製のガバメントに戻して再開。
M1911A1のダミーカートリッジモデルが発売された折にいづれは発火モデル(ブローバックモデル)の発売を示唆している文章があったので、これが出たらぜひ手に入れたいと思い続けていました。

発火モデルを買っても発火ブローバックさせるわけではない。(たぶん)
そのままダミーカートリッジモデルと同様に飾るか箱に入れたままになるのはわかっているのですが、オートのモデルガンのブローバックというのは昔からの憧れだったので、買うならブローバックするモデルにしようと思っていました。

2011年6月にCAWから待望のブローバックモデルが発売されました。
初期ロットの数は不明ですが、2ndロットからは¥3,000の値上げとか。

その発売に気づいたのは偶然にネットで検索中で、8月も後半になってからでした。
発売されているショップを探すとほとんどはSoldOutになっていました。

こうなるとますます欲しくなるのは当然です。(わたしは特にです)

幾つかのShopにメールを送り在庫を確認したものの、購入したのはいつもお世話になっているL.A.ホビーショップ。(L.A. GUNSHOP)
価格は¥26,590(送料700)

9月1日に発注して到着は3日。

憧れていたCAW製のM1911A1がようやく手元に到着しました。

2011年9月3日(土曜日)
午前10時にクロネコヤマト便で60サイズの箱に入って到着したCAW製のM1911A1。
緩衝材を取り除いて箱を開けると黒色の発泡スチロールのケースに入ったM1911A1とマガジンと7発のカートリッジ。

MGCでは白色の発泡スチロールが一般的だったが、黒色の発泡スチロールもなかなかいい雰囲気です。

本体を箱から取り出して重量を計測。
本体 582g
マガジン 63g
カートリッジ7発 128g(18.3g/発)

Craft Apple Worksのホームページ上では重量は690gと書いてある。


うっすらと油が付いた状態のM1911を取り出してスライドを引いてみるとタイトな造りのためでしょうか動きが渋くてかなり固めの動作です。
スライドを持った手を離すとディスコネクターのところで停止してしまいます。
どうもディスコネクターの動きに滑らかさが無いようで、指で押してみてもかなり動きが渋い。

何度かスライドを引いたり離したりしてみてもあまり変化がないので、ディスコネクターにテンションをかけているシアースプリングと接している部分の仕上げを確認してみました。

ディスコネクターの状態を見るため分解します。
◯マガジンを外してスライドの中ほどにある切り欠き部分とスライドストップの後端を合わせるところまでスライドを引き、右側からスライドストップ軸を押し込んで反対側にスライドストップを抜き取る。


◯スライドを前方に引き抜く。


◯ハンマーをコックした状態でサムセーフティを安全の位置にし、右側から軸を押して左側に抜き取る。


◯メインスプリングハウジングを固定しているハウジングピンを左側から押し込んで右側に抜き取って、メインスプリングハウジングを下方に引き抜く。


◯メインスプリングハウジングを下に抜き取るとグリップセフティが取り外せる。


◯ハンマーピンを右側から押して抜き取り、ハンマー・ハンマーストラットを外す。


◯シアースプリングがフリーになるので、フレームの切り欠きから外してディスコネクターに接している部分を確認する。

どうやらディスコネクターに接する部分のエッジが鋭くなっており、ディスコネクターとの動きが滑らかではなかったので、角のRを取るように#1500の耐水ペーパーで丸く研ぎ直しました。

そして元通りに組付けてディスコネクターを押し込むと最初よりは滑らかに動くようになりました。

カートリッジをマガジンに3発装填して銃本体にセットし、チャンバーへ装填してみます。
スライドの動きはスムーズになりましたが、バレルのフィード部分が少し高いようでカートリッジがツッコミを起こしました。

何度か繰り返してみても一度でカートリッジがチャンバーに装填されません。

スライドをフレームから取り外してリコイルスプリングとスプリングガイド及びリコイルスプリングプラグを取り外し、バレルプッシングを左回りに回して前方に取り外し、バレルをスライドから引き抜いて取り出しました。

バレルのフィーディング部分を確認すると確かに滑らかなランプが付いていないので、丸ヤスリに耐水ペーパーを巻きつけて滑らかな傾斜になるまで磨き上げます。

再度、スライドにバレルとリコイルスプリングとスプリングガイド及びリコイルスプリングプラグをセットしてフレームに取り付けてマガジンからカートリッジが滑らかに装填されるか確認するとようやく滑らかになりました。

もう一つ問題が発生しました。
ファイアリングピンを指で押し込むと押しこんだ状態で戻ってこない。
ファイアリングスプリングのテンションが弱いのか内部でフリクションがあるかのどちらかですが、ファイアリングピン部分の分解は不可能なのでこれはとりあえずはどうしようもない。

発火モデル(ブローバックモデル)ながら発火する予定は全く無いので問題はないことにしておこう。

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黒色発泡スチロールに入ったM1911A1

オリジナルの刻印もバッチリ入っている。

フレームにもうるさいほどの刻印が。

スライドとフレームの嵌合はとてもタイト。

ブリーチヘッドの凹みはなく、イジェクションポートと面一になっている。