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Canon PowerShot G7の中古を購入

2008年4月29日(火)にカメラのキタムラでCANON PowerShot G7の中古品を購入しました。
主にNIKONを使っているのにどうしてCANONのデジタルカメラを購入?とまわりから疑惑の目。
実は購入する二日前にうちに来られた方がそれを持っていて、それを手に取ってみせていただき撮影させていただいたこと。
一般的なコンパクトデジタルカメラにありがちなボタンを押してモード設定に入り、さらに深いメニューの奥に変更したい項目があるという不可解さがPowerShot G7には無く、あたかもメカニカルカメラを操作するような使い心地に感銘を受けたことがこのカメラの購入に至ったきっかけでした。

現在使っているNIKONのデジタルカメラと操作方法の違いがあるので、どこが違うかを知ることとマニュアルの表記方法の違いに戸惑いながら使い方を覚えるのに一日を費やしました。
A6サイズのマニュアルが二冊付いており、30ページほどの基本編と160ページほどの応用編に分かれています。
カメラの操作を理解した上で屋外での撮影や室内での撮影、そして外部ストロボを使った撮影のテストを一通りやってみました。
今までのコンパクトカメラとの大きな違いはプログラム・絞り優先・シャッター優先そしてマニュアル操作が上面右側のダイヤルに集約されていること。
そして左のちょっと小さめのダイヤル回すことで電源を切っていてもISO感度の設定が可能。

特に感銘を受けたのはマニュアル操作です。マニュアル操作時に絞り値とシャッター速度が1/3ステップ刻みで出来るのは外部露出計を使った撮影には誠に具合が良いのです。
ホットシューに外部シンクロ端子が付いたアクセサリーを取付けてコメットストロボを駆動するときなど、露出計で読み取った値を背面に付いているロータリーセレクターをくるくる回すだけで設定できます。
「マニュアル操作も可能です。」風なものではなく、積極的にマニュアルを使うことができる。
さらに嬉しいのはマニュアル時には背面の2.5in液晶の表示が明るさに応じてリアルに変化します。

ここから先の操作や旧型機の違いと言った話は2006年9月に発売されたときにライターの方がネット上で評価記事を掲載されていますので割愛させていただきます。
検索ソフトで「PowerShot G7」と入力すればいろんな記事に出会えますのでそちらを参照してください。

次にそんなライター先生たちが触れられていない事柄、付属ソフトについて。

CameraWindowというソフト

付属しているCD Canon Utilities:の中には下記のソフトが入っています。
○imagebrowser(WindowsはzoomBrowser)
○PhotoStitch
○EOS Utility

インストールするとCanon Utilitiesというフォルダー内にImageBrowserとCameraWindowとEOS UtilitiyとPhotoStitchというフォルダーが生成されます。
この中のCameraWindowはなかなか秀逸でした。
このソフトは撮影したデータをカメラから転送することや印刷・カメラの設定を変更したりコンピュータに保存する以外にリモート撮影が出来ます。

リモート撮影のアプリケーションはRemoteCaputure taskでリモート撮影を開始のボタンを押すと起動します。
このソフトについてはパソコンがなかったり屋外での撮影がメインという方にはあまり必要がないメニューですが、カメラを三脚に固定して特定のシーンをインターバルで撮影することができます。

ワタシの場合はコメットストロボを使って小物の商品撮影やミニカーを撮影したり、お花の撮影をスタジオですることがありますので、この機能が付いていることがとてもありがたいです。

更に嬉しいことはこのRemoteCaputure taskを起動するとニコンの一眼レフには無かったライブビューが表示されること。
素子の前にミラーが付いている一眼レフでライブビューを望むのは無理な話だったですが、まさかこのコンパクトデジタルカメラでそれが可能だったとは思いもよらないことでした。
ライブビューの良さはシャッターを切る前の画像をリアルにパソコンの画面で確認できること、これに尽きます。
カメラ側で出来るパラメータはすべてパソコン画面で変更可能ですしタイムラグはありますがズームの変更もできます。

ニコン製の一眼レフで撮影するときにも必ずCamera Control Proを介してD1XやD70をコントロールして撮影しますので、これがPowerShot G7で出来るのは非常に便利ですし、一眼レフでは不可能な機能であるシャッターを切る前から常時ライブビューがコンピュータ画面に表示し続けてくれるライブビューはライティングや画面の構成には表示に役に立つ機能です。

この機能だけでもPowerShot G7を買った価値があるというほどだと言っても言い過ぎではないでしょう。
もちろん付属のソフトをインストールしても使わなければこの良さは判りません。

PhotoStitchはパノラマ制作のソフトウェアです。
NIKONの場合はPanoramaMakerというのが同梱されていますので、これもいずれまた操作感の違いなどを調べてみたいと思っています。

今回はインストールするまで気づかなかったCameraWindowを起動した時のRemoteCapture taskのお話でした。

CameraWindow画面

画像取り込みの設定画面

印刷の設定画面

カメラの設定画面

リモート撮影起動画面

RemoteCaptureを起動したところ

シャッターを切るためのホットキー設定

保存方法の設定画面